
リトリート中は、食事以外の時間はすべて自由です。あなただけのリトリトをプランニングするときに役立つ、いくつかのヒントをご紹介します。このヒント集は、自分で普段もできるような、小さな工夫ばかりです。特別なものは何も必要ありません。何をいくつするのかではなく、実践するなかで何を感じたのか、それが大切です。
パーソナル・リトリートでは、森を歩くことを大切にしています。森を歩く事を自分で決めて実行しましょう。
最初は、新棟から森エリアのアスバックハウスへ。養生園の周辺には、その他にもいくつかの散歩コースがあります。詳しくは地図を参照してください。
いい場所を見つけたら、静かに座って、あなたの内なる声に耳をかたむけましょう。
ゆっくりとした時間を感じながら、目を閉じます。
過去のこと、未来のこと、雑念が浮かんできたら鼻の呼吸に意識を集中してみます。
朝、昼、夜、それぞれに変化してゆく空の表情は1日として同じではありません。晴れの日の星空も、曇りの日の雲の形も。移り行く空を見上げてみませんか。
森のなかでは動物たちや、その痕跡に出逢うことも。
サル、たぬき、りす、きつね、カモシカ、たくさんの小鳥...。
ともに森を共有する生命として彼らと対峙したときに、あなたは何を感じますか。
養生園の近くには川に下りるポイントがいくつかあります。流れる水のそばにいると、心も洗われてゆくように感じるかもしれません。
*川へ下りるポイントへの行き方は、地図をご覧ください
森や川に歩いて一休み。
そんなとき、すこしのおやつとお茶があると、そこはたちまち、あなただけのティールームになります。タンブラーにお気に入りのハーブティーを入れて、さあ出かけましょう。
*ハーブガデンの東屋や、アースバックハウス、木と人カフェのデッキ、自然菜園の東屋でのティータイムもおすすめです。その他、森のなかであなただけのお気に入りの場所を探してみませんか。
養生園での食事を支える自然菜園には歩いてゆくこともできます。他の散歩道よりも少し長めのウォーキング。天気がいい日、自然菜園からの北アルプスや白馬、有明山の眺めはすばらしいものです。着いたら東屋でひと休み。慣行栽培とは違う、自然菜園の様子もどうぞ観察してみてください。
*養生園から徒歩で往復2時間程度必要です。必ず飲み物をお持ちください。途中にカフェが点在するエリアもあります。詳しくは地図をご覧ください。
里の家のとなりにあるハーブガーデンは出入り自由。ハーブの葉や花に触れて、香りの違いを楽しんでみてください。ハーブを少し摘んで、お水と一緒にボトルに入れると、オリジナルのハーブ水ができます。
野の花やハーブを集めて小さなブーケを作ってみましょう。誰かのために、あなたのために...。ブーケを贈る・贈られる喜びは特別な思い出をくれるでしょう。
芝生やウッドデッキでごろごろまったり。頬をなでるかすかな風や、太陽の光を感じながらお昼寝したり、本を読んだり。ホルでは、あなたの家のリビングのようにお過ごしください。
「袖触れ合うも他生の縁」。同じ日にここに宿泊する他のゲストは、なにかのご縁で出逢っているのかもしれません。気が向いたらお話をしたり、聴いたり。大切なのは、評価・批判したり、アドバイスすることでなく、その人のプロセスを尊重し、認めること。一人を大事にしたい方はそっと見守って...。
今までのこと、これからのこと。漠然とした思いを文字にしてみませんか。
カール・ユングの弟子だったアイラ・プロゴフが始めたとされる、「ジャーナル・ライティング」のワークもおすすめです。これまでの人生で起こったこと、そのときに大切に感じたこと、そして内なる自分との語り合い...。導かれるままに書き綴っていくだけで、何か新しい進路が見つかるかもしれません。
*「ジャーナル・ライティング」をおこなうための冊子は、お部屋のファイルに入っています。
身体と心の声に耳を澄ませてみても、上手に聴こえてこないことがあります。
そんなときに手助けをしてくれるエンジェル・カード。ホールや木と人カフェにご用意しています。たった一言のエンジェルの声は、偶然ではなく必然的に選んだものかもしれません。その言葉をヒントにもう一度内なる声に耳を澄ませてみましょう。
今、あなたが口にしたものは、すぐに身体の一部になります。
それは体調だけでなく、思考にさえも影響を与えているかもしれません。
本当にあなたの身体が必要としている食べ物はどんなものでしょうか。自分が今日何を口にするのか、決められるのはあなただけです。
スマートフォンと常に仲良くすることは、意識を散漫にしてしまう原因のひとつかもしれません。一度、電源をOFFにして、”いま、ここ”で起こっていることだけにこころを向けてみませんか。
オプションとして、養生園でおこなっているベーシックなヘルスケアもご紹介します。
新棟専用のお風呂の窓からは、森の様子が一望できます。風呂桶のすのこに腰掛けてゆっくりと半身浴しながら森をながめましょう。一緒に来た方と貸切で利用することもできる、プライベート感たっぷりのお風呂です。