
2025/5/16(金)-18(日) これからをいきる、仏教入門〜ヨーガからはじめる仏教思想への学び〜




わたしたちの生活のとなりにある仏教。
お葬式や法事、お寺など、身近に感じることも多いけれどいざ、その思想を知ろうとすると、あまりにディープで入り口がわかりづらい。
たしかに近いのだけれどどこか遠い存在でもあります。
これからの世界をいきていくために私たちの心の根底に脈々と流れている仏教に親しみ、仏教思想から「わたし」という存在を理解したい、
そんな思いからワークショップ「これからをいきる、仏教入門」を開催します。
講師に迎えるのは、インド、タイ、日本を行き来しながら長年にわたって伝統的ヨーガの研究と教育を実施されている相方宏さん。
仏教とともにインドに起源をもつヨーガを起点に仏教思想を紐ときます。
ヨーガの実習により身体的にもアプローチして実践の入り口へと誘います。
また、高野山大学大学院に学びタイでの出家生活も経験された僧侶、神田英昭さんをゲスト講師に迎え、仏教実践者の視点をともに味わいながらこれからをいきるための仏教を考えます。
ヨーガと仏教に興味のある方ならどなたでもご参加いただけます。
おもなワークショップの内容
- ●仏教って何だろう? 近くて遠い仏教とわたしたちの関係
- ●仏教とヨーガは関係あるの?
- ●伝統的ヨーガのベーシック・トレーニング(アーサナとプラーナーヤーマ/プラーナーヤーマからメディテーションへ )
- ●八支則(アシュターンガ・ヨーガ)から八正道(アシュターンガ・マルガ/アッタンギカ・マッガ)へ
- ●練習すれば誰でも上達するリラクゼーション法/ブリージング法
- ●お話会:タイの僧院で出家、それから
- ●わかりやすく解説、般若心経
- ●真言宗に伝わる瞑想“阿字観“について
- 日時:
- 2025年5月16日(金)〜18日(日) 〔2泊3日〕
- 講師:
- 相方宏・秀子 / 神田英昭
- 参加費:
- 59,000円(2〜3人部屋)
75,000円(個室) - 最小催行人数:
- 5名
- ※料金は消費税10%、宿泊費、繁忙期料金、食費、プログラム参加費のすべてを含みます。
- ※個室に限りがあります。個室が第一希望の方は、第二希望で相部屋を希望するか否かおしらせください。
★ゆっくりと養生園の滞在を楽しみたい方には前泊・延泊がおすすめです。新棟、里の家ともに1泊~個室も可能。ご予約時にお知らせください。

講師プロフィール
相方 宏(あいかたひろし)
IYA/インドヨーガ協会会員(LM)。広島生まれ。東京外語大インド・パーキスターン学科卒、インド・マハーラーシュトラ州のカイヴァリヤダーマ研究所付属カレッジ卒(DYEd1990-91)、1991-93年プネー大学哲学科修士課程(M.A.)修了、博士課程(Ph.D.)中退。1995−7年インド政府給費留学生(ICCR)、1996年インドの大学講師資格試験通過(SET/哲学)。近代的ヨーガ研究のパイオニアであるクヴァラヤーナンダ(1883-1966)が設立したカイヴァリヤダーマ研究所(1924-)に35年勤務したマノーハル L.ガローテー博士(1931-2005)に師事。ガローテー博士が定年退職後1996年に設立したロナヴァラ・ヨーガ研究所のプログラム・コーディネーター。また、2014年に開講されたカイヴァリヤダーマ研究所のオンラインコースのメンター。1998年よりタイランドの大学でヨーガを医療・教育分野に導入する活動に従事(シーナカリンヴィロード大学哲学宗教学科 / ソンクラー大学看護学部)。2004年よりMCB財団タイ・ヨーガ研究所共同ディレクター。(http://www.thaiyogainstitute.com/)2017年よりインド政府AYUSH省のヨーガ教育能力検定試験の日本での実施にも携わる。
1年をインドでの「研究期間」とタイでの「仕事期間」に割り当てながら、ヨーガをテーマとしたインド研究とアジアの精神性の探究を続ける。近年は広い意味での仏教的精神性とヨーガの統合的理解へ注力。また現在インドで進行中のヨーガ改革の方向でのヨーガの再構築を模索。日本では2008年より穂高養生園で「伝統的ヨーガの理論と技術」の合宿セミナー・シリーズを実施。最近は新型コロナ・パンデミックの余波で、日本ではインターネット上での活動に比重が置かれている。
相方秀子(あいかたひでこ)
東京生まれ。1987年より、夫とヨーガの探究生活に入る。1990年よりインド・タイ在住、インドやアジア諸国に伝承されている健康の維持増進の方法論についての研究と活動。公私に渡り、夫の研究と仕事をサポート。ヨーガをテーマとして、インドやアジアの仏教国での自然と同調した伝統的な生き方についての洞察がライフワーク。

神田英昭(かんだひであき)
東京都出身。高野山大学大学院博士課程修了。同博士課程在籍中は、日本学術振興会特別研究員(DC2)。植物学・民俗学者である南方熊楠の研究では、2004年に南方熊楠から土宜法龍(真言僧)に宛てた新出書簡を京都・栂尾にある高山寺にて発見。
2011年~2014年にかけては、タイで出家し、日本人納骨堂堂守を務める。
2018年に東京都渋谷区に「智照庵」(https://chishoan.jp/)を開く。
合気会合気道四段。温泉入浴指導員。
著書に『南方熊楠書翰 高山寺蔵 土宜法龍宛 1893-1922』(2010年刊 共編)、 他、論文多数。
https://www.youtube.com/watch?v=-42He2_lOts
スケジュール
1日目
- ■13時頃
- チェックイン・温泉入浴・宿泊棟へ移動
- ■15時
- 自己紹介・ワークショップガイダンス
「仏教って何だろう? 近くて遠い仏教とわたしたちの関係」 - ■19時
- お話会「タイの僧院で出家、それから〜日本の仏教をタイから見たら〜」(神田氏)
リラクゼーション法実習(相方氏)
2日目
- ■6時半
- メディテーション(自由参加)
- ■7時
- 伝統的ヨーガ実習(相方氏) *ティーブレイクをはさんで
「わかりやすく解説、般若心経」(神田氏) - ■10時半
- 朝食
- ■13時半
- ティーブレイク
- ■14時
- 「仏教とヨーガは関係あるの?」(相方氏)
- ■15時半
- 温泉入浴
- ■17時半
- 夕食
- ■19時
- ブリージング実習(相方氏)
「真言宗に伝わる瞑想“阿字観“について」(神田氏)
3日目
- ■6時半
- メディテーション(自由参加)
- ■7時
- 伝統的ヨーガ実習(相方氏)*ティーブレイクをはさんで
八支則から八正道へ」(相方氏) - ■10時半
- 朝食
- ■12時
- 「これからの仏教入門」(相方氏&神田氏)
- ※プログラムは天候などの諸事情により変更になることがあります。
- ※このワークショップは、特定の団体への入信等をすすめるものではありません。