2025/5/22(金)-24(日) 伝統的ヨーガ入門2026~ 呼吸からはじめるヨーガの学び ~
このワークショップは、穂高養生園で毎年継続して実施されている
「ヨーガの学び/学び直し編」の2泊3日の週末集中プログラムです。
今年は特に、
・ハタヨーガの呼吸技術(プラーナヤーマ)
・基礎呼吸からバストリカー・プラーナーヤーマへの段階的習得
・プラーナーヤーマから理解するヨーガ入門
というテーマを軸に、伝統的ヨーガの基礎を体験的に学んでいきます。
ヨーガが初めての方、長年実践を続けている方、
また現在ヨーガ指導に携わっている方にとっても、
ご自身の実践を見直し、再構築するための有益な内容となるでしょう。
世界的なパンデミックや社会環境の変化を経て、
「自分の健康を自分で守る」セルフケアの重要性が改めて認識されています。
呼吸はもっとも基本的であり、日常生活と直結したセルフケアの入り口です。
このワークショップでは、
現在インドで進行中のヨーガ教育のスタンダード化の流れ
(インド政府Ayush省、インド・ヨーガ協会/IYA、WHO等のガイドライン)に準拠しつつ、ハタヨーガに伝承されてきた安全で再現性の高い呼吸技法を段階的に確認していきます。
養生園での滞在期間中は、実習に集中することで、
参加者それぞれが自分に適したヨーガ実践の方向性を見出せるようガイドします。
理論・知識面については、予習・復習用の資料や講義ビデオを併用し、
合宿中はできるだけ体験と実践を中心に進めていきます。
*事前に、毎週日曜午前中にオンラインで実施されているプラーナーヤーマ・ミニWSへ参加されることも出来ます。ご希望の方はお申し込みの備考欄でお知らせください。
このプログラムは、
「伝統的ヨーガの理論と技術」のセミナー・シリーズのエントリーレベルに相当し、今後の継続的な学び(オンライン/オンサイト)につながるカリキュラムの一部でもあります。
- 日時
- 2026年5月22日(金)~24日(日)〔2泊3日〕
- 講師:
- 相方宏・秀子
- ご宿泊:
- 森エリアまたは里の家
- 最小催行人数:
- 5名
参加費について:
経済的な事情にかかわらず、学びの場やリトリートを必要としている人が滞在できる施設でありたいとの想いから、参加費は選択式となっています。ご自身の可能な範囲でお支払いください。みなさまのご厚意や多くの無償ボランティアの方たちのおかげで、当園の運営維持とスタッフの最低限の生計が支えられています。ご理解とご協力をお願いします。
- ◎かもしかさん:学生や求職中など、経済的に厳しい状況の方
- ◎きつつきさん:一般の方
- ◎ふくろうさん:法人の経費で参加する方、かもしかさんをサポートしたい方、養生園の活動やスタッフを応援したい方、経済的にゆとりがある方
| 1人部屋 | 2~3人の相部屋 | |
|---|---|---|
| かもしかさん | 65,000円 | 55,000円 |
| きつつきさん | 75,000円 | 65,000円 |
| ふくろうさん | 85,000円 | 75,000円 |
- ※10%税込。宿泊費、食費(1泊あたり2食)、プログラム参加費、繁忙期料金のすべてを含みます。
- ※宿泊は森エリアまたは里の家です。どちらのご宿泊になるかはおまかせください。
- ※かもしかさんの個室については各WSでお部屋の数に限りがあります。
★ゆっくりと養生園の滞在を楽しみたい方には前泊・延泊がおすすめです。前泊は新棟、里の家ともに1泊~可能。後泊は里の家をご利用ください。ご予約時にお知らせください。
〔プラーナーヤーマの位置づけ〕
ヨーガは、単なる体操や健康法ではなく、
呼吸・身体・心・意識を総合的に調整する実践体系としてインドで伝承されてきました。
ハタヨーガにおいて、プラーナーヤーマ(呼吸調整法)は
アーサナ(姿勢)と瞑想をつなぐ中心的な技法と位置づけられています。
呼吸を整えることは、生命エネルギー(プラーナ)の流れを整え、
心の安定と集中を自然に導くための準備段階でもあります。
本ワークショップでは、
無理な呼吸操作や誤解されがちな技法を避け、
基礎呼吸から安全に段階を踏んで
ハタヨーガの技術面の中核となるバストリカー・プラーナーヤーマへの理解と実践を深めていきます。
〔穂高養生園で「学ぶ」ということ〕
安曇野の山々に囲まれた穂高養生園は、
ただヨーガを「行う」場所ではなく、
ヨーガが自然に“身にしみ込んでくる”場です。
澄んだ空気、木々のざわめき、朝夕に移ろう光。
静かな環境の中で呼吸に意識を向けると、
呼吸が「整えようとする対象」ではなく、
すでにそこに在るリズムであることに気づかされます。
養生園で供される食事、
自然のリズムに沿った生活、
過剰な情報から距離を取る時間。
それらすべてが、プラーナーヤーマの理解を
頭ではなく体験として深めてくれます。
2泊3日という短い時間ではありますが、
この場所で過ごす数日は、
これからのヨーガ実践の方向性を静かに照らす
確かな基点となるでしょう。
スケジュール
1日目
- ■13時頃
- 集合・温泉入浴/宿泊棟へ
- ■15時半
- オリエンテーション
- ■17時半
- 夕食
- ■19時
- ヨーガ談話/リラクゼーション・ブリージング
- ■21時半
- 消灯
2日目
- ■6時半
- メディテーション(自由参加)
- ■7時
- 実習 *ティーブレイク(9時~)をはさんで
- ■10時半
- 朝食
- ■12時半
- 原生林散歩
- ■13時半
- ティーブレイク/講義
- ■15時
- 自由時間・入浴
- ■17時半
- 夕食
- ■19時
- ヨーガ談話/リラクゼーション・ブリージング
- ■21時半
- 消灯
3日目
- ■6時半
- メディテーション(自由参加)
- ■7時
- 実習 *ティーブレイク(9時~)をはさんで
- ■10時
- 荷物整理
- ■10時半
- 朝食
- ■12時
- シェアリング
- ■13時
- 解散予定
- ※プログラムは天候などの諸事情により変更になることがあります。
講師プロフィール
相方 宏(あいかたひろし)
IYA/インドヨーガ協会会員(LM)。広島生まれ。東京外語大インド・パーキスターン学科卒、インド・マハーラーシュトラ州のカイヴァリヤダーマ研究所付属カレッジ卒(DYEd1990-91)、1991-93年プネー大学哲学科修士課程(M.A.)修了、博士課程(Ph.D.)中退。1995−7年インド政府給費留学生(ICCR)、1996年インドの大学講師資格試験通過(SET/哲学)。近代的ヨーガ研究のパイオニアであるクヴァラヤーナンダ(1883-1966)が設立したカイヴァリヤダーマ研究所(1924-)に35年勤務したマノーハル L.ガローテー博士(1931-2005)に師事。ガローテー博士が定年退職後1996年に設立したロナヴァラ・ヨーガ研究所のプログラム・コーディネーター。また、2014年に開講されたカイヴァリヤダーマ研究所のオンラインコースのメンター。1998年よりタイランドの大学でヨーガを医療・教育分野に導入する活動に従事(シーナカリンヴィロード大学哲学宗教学科 / ソンクラー大学看護学部)。2004年よりMCB財団タイ・ヨーガ研究所共同ディレクター。(http://www.thaiyogainstitute.com/)2017年よりインド政府AYUSH省のヨーガ教育能力検定試験の日本での実施にも携わる。
1年をインドでの「研究期間」とタイでの「仕事期間」に割り当てながら、ヨーガをテーマとしたインド研究とアジアの精神性の探究を続ける。近年は広い意味での仏教的精神性とヨーガの統合的理解へ注力。また現在インドで進行中のヨーガ改革の方向でのヨーガの再構築を模索。日本では2008年より穂高養生園で「伝統的ヨーガの理論と技術」の合宿セミナー・シリーズを実施。最近は新型コロナ・パンデミックの余波で、日本ではインターネット上での活動に比重が置かれている。
相方秀子(あいかたひでこ)
東京生まれ。1987年より、夫とヨーガの探究生活に入る。1990年よりインド・タイ在住、インドやアジア諸国に伝承されている健康の維持増進の方法論についての研究と活動。公私に渡り、夫の研究と仕事をサポート。ヨーガをテーマとして、インドやアジアの仏教国での自然と同調した伝統的な生き方についての洞察がライフワーク。

